
4kTVの国内普及率はわずか10%ほどしかなく、海外と比べて大きく劣る中、PS5は日本で成功するのか?というコラム記事。(リライト記事)多分PS4で出ていた大作や人気シリーズはすべてPS5に集まることが予想される中、ゲーム機としての価値のアピールなるか?
PS3が1000万台を超えてwiiとたもとを分かち合った中、PS4時代ではニンテンドースイッチが1300万台とリードされ、PS4は900万台と1000万台にとどくかどうかという現状になっています。
そんな中で4kを鮮明に打ち出したPS5やXBOXシリーズXとの競争の中で生まれた戦略ですが、欧州では20%、北米では25%という4k普及率はますます高まっていく予想があり、そういう意味ではグローバルに先手を打ったといえそうです。
そういう意味では任天堂が次のハードをどのように見据え、そして、次の一手を打つかが非常に興味深いところです。
そのため、日本市場だけが取り残される形で4k市場が東京オリンピックが延期になったこともあって、今は冷え冷えの状態で、又消費是も10%になったため、ますます客が遠のいている現状がありそうです。
将来的に4kTVが50%を超えるだけの世帯層を持つのは何年後になるかという青写真が日本では描けず、海外市場で頼っていく姿勢に発車がかかりそうですね。官民手動でブラウン管から地デジに移行したのとは訳が違い、娯楽性と贅沢品という意味もある4kチューナー内蔵TVが、本格的に普及しだすのを待っていては、PS5が普及するのも遅くなるでしょうね。
もちろん、ゲーマーはPS5と共に4k液晶HDRTVを一緒に買うでしょうが、PS5が5万としても42インチでも5万はするでしょうから、10万円は軽く飛ぶのを覚悟しなければなりません。10万円給付金を一切つかわず、これにつかうという人がどれだけいるかというのも未知数です。
逆に海外ではある程度までは普及が進むと見ているらしいので、そういう意味ではPS5、XBOXシリーズXの選んだ選択に間違いはないでしょう。PS4PROやXBOXOneXも海外市場のほうが全然売れているので、海外ではある程度の成功は見込めそうです。
ただし、日本だけを見たら、先ほども触れた通り、未だに4kTVの普及率は10%程度なので、最強の敵でもあるニンテンドースイッチを出しぬいて、PS5の5万プラス4k液晶TVを買ってもらう高いハードルをクリアしてくれるのが500万人以上いるか?というのが壁になると思います。
マイクロソフトはその点したたかでXBOXシリーズSを出し、HDTV市場向けのユーザーにアピールする予定です。本体もシリーズXの半額、デジタルに特化していてお値打ち品というものらしいので、その決断がどういう結果を招くのかも非常に興味深いところですね。