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『本当のeスポーツの普及を目指すとした、団体設立の意図と挑戦という記事』が掲載中。



本当のeスポーツの普及を目指すとした、団体設立の意図と挑戦という記事が掲載中。日本では何かと苦戦していたり、知名度の割にはいろいろな障害があったりと、まだまだ発展中であって、そんな中での動きの1つとして見られるもののようですね。



海外で得た経験・知見を生かし、日本国内のeスポーツ普及を目指す
JEF設立の一報を聞いた筆者は、まず同協会のメンバーについて調べてみた。理事長の牧村真史氏は、愛知万博や上海万博日本政府館のプロデューサーを務めた経験を持つイベントプロデューサーであり、副理事長の鴨志田由貴氏はビジネスプロデューサー・マーケターで、現在は京都造形芸術大学マンガ学科の学科長を務めている。


ほかのメンバーも、筆者が調べた限りではゲームメーカー、あるいは関連業種の出身という情報はまったく見付からなかった。唯一、冒頭の写真に登場していただいた副会長の沈海峰氏だけは、「China Joy Cup」(※)の主催運営団体でもあり、eスポーツ事業を手掛ける企業のCEOであることがわった。

※筆者注:中国最大、アジア最大規模のeスポーツ競技大会。「China Joy」とは、上海で毎年開催されるゲームの展示イベントのことで、日本における東京ゲームショウのような存在。

ゲーム業界関係者が、中国出身の沈氏以外に誰もいないのに、協会を設立したのはいったいなぜだろうか? 取材に応じていただいた、同協会の評議員である青木一世氏にお話を伺ったところ、その答えは以下のようなものだった。

「我々の立ち上げメンバーの中には、法人格を持っている者がおりまして、そこでこれまでに海外での大会運営や会場の施工、クラブチームの設立から運営・管理から教育に至るまで、eスポーツ関連ビジネスを手掛けてきた経緯がございます。また、各国のパブリッシャーやディベロッパー、リーグ連盟ともつながりがありますので、さまざまなeスポーツ関連のサミット、カンファレンスにも参加しています」

つまり、まったくの素人集団ではなかったのだ。ちなみに法人格とは、青木氏が持つ上海にある法人格の団体や、鴨志田氏が代表取締役を務める作戦本部などを指し、すでにChina Joyなどでeスポーツ運営を手掛けた実績、ノウハウを持っているそうだ。また、協会のメンバーが集まった経緯については、「元々仲の良かった者同士が、日本の問題に対して熱い思いを持ち、日本のために全力で行動できる方々が集まりました」(青木氏)という。

さらに青木氏によれば、海外で開かれたサミットやカンファレンスでの実体験などがきっかけとなり、協会を設立したとのことだった。

「海外では、『日本のeスポーツってどうなってるの? どう発展しているの? 市場が盛り上がっていないのはなぜ?』などとよく聞かれるんですよ。日本でも大会を開きたい、ソフト・ハード事業を進出させたい、(プロゲーマーの)チームを作ったり出資をしたいという関係各社がたくさんおられるのですが、まだ市場が成り立っていないんですね。海外の方々とは、海外からの目線だけで日本のことを話す機会がたくさんあったのですが、そのような場では日本の評判がすごく悪かったんです」

「そこで、我々が日本人として、自国のeスポーツ産業に対して他国からいろいろと言われてしまう、もどかしさを解決していこうと考えました。我々が持っている、さまざまノウハウや海外とのつながりを広げれていけば、今まで以上に選手たちに海外経験を積ませることができますし、eスポーツの認知度向上にもつながるだろうと。海外で言うところのeスポーツを、いかに日本に普及させるか、協会を通じた公益性をもったうえで、問題などを解決させながらやっていこうと。協会を設立したのは、そういう経緯がございます」(青木氏)

中立の立場で、選手第一を信条に
JeSUは数多くのゲームメーカーが会員として名を連ねているの対し、JEFの会員やスポンサーになったと発表したメーカーは、今のところ1社も存在しない。


この件について青木氏に質問したところ、「eスポーツは、野球やサッカーなどのメジャーなスポーツとは大きく違う点がありまして、野球やサッカーは世界共通のルールであり、誰のものでもありませんが、eスポーツ(で使用するゲームは)企業のものです。ですから、我々が協会としての色をそこに付けるのは良くないことであると思っております。なぜ我々は一般社団ではなく、一般財団にしたかと言いますと、いかに公益性、中立性を保てるかを考えた結果なんですね」

「eスポーツで使うゲームは、はやり廃りの移り変わりが激しいんです。もし協会で公認をしたタイトルがあって、そのディベロッパーなどが協会内に関係者としていた場合は、流行が終わった時にどう対処すべきなのか、そこに偏ってしまう恐れがあり、そのタイトルを使用せざるを得ない状況になってしまうので、それを避けたかったんですね。ですから、メーカーさんにはお声掛けをしていませんし、するつもりもありません」(青木氏)

青木氏は、海外にはJeSUのような運営体制を持つeスポーツ団体は、基本的に存在しないことも併せて指摘した。

「世界中で人気を集める、eスポーツのゲームのディベロッパーが、国のeスポーツ協会の中に加盟することは、海外ではまずないんです。それがあるのは、おそらく日本ぐらいしょう。JeSUさんには、いろいろなメーカーやCESA(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会)関係などの方々がいらっしゃって、そのメーカーのゲームだけをずっとやっている印象がありますが、我々は海外で言われている、世界中で認知され、大きな市場規模を持つメジャータイトルを使用した、本当のeスポーツを日本に普及させたいんです」

海外の話ばかりが続くが、もし逆に日本発祥のゲームが世界的な人気を博し、やがてeスポーツ大会を新たに開く計画が生じた場合は、JEFがサポートをする態勢を用意してくれるのだろうか?

「もちろんです。世界的なニーズや熱量を考えたうえでタイトルを選定していますので、日本だからという線引きはまったくしません。我々が今までやってきたのが、たまたま国外のeスポーツだったというだけのことですから」(青木氏)

また青木氏は、「我々の活動は、常に選手目線第一でありたいと考えております。プロの選手だけでなく、サークル活動をする学生さんも含め、何が欲しい、どうしてほしいという意見を何度もお聞きしていますし、すでに実務レベルで動いていることもたくさんあります」と、JEFではプロゲーマーだけでなく、アマチュアをサポートする活動を行っていることも明かした。

「親とか周囲の友人への認知を広げるための協力もしますし、もし収入が足りないというのであれば、国内外のスポンサーの斡旋や海外のイベントを紹介するシステムの構築など、選手と企業とをつなぐ橋渡しになることも考えております。また、選手の認知度向上のための選手名鑑も現在無償で作成中です。ほかにも、いくつかの海外のeスポーツ学科を持つ学校などに教員・教材の提供もやっていますし、京都造形芸術大学では、『eスポーツは何か』という授業も始めております」(青木氏)


・・・としていて、現在の活動や設立の経緯などを語っていて、中立の立場で独自性を保ちながら運営されているとしていますね。こうした動きもあるというもので、eスポーツがバブルで終わらないためにも日本での地に足をつけた地道な活動も必要なのかもしれないですね。


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2 Comments

ゲーム情報さん  

先ずはこのように、公益性や中立性を担保するところから始めないと、ダメだよね
JeSUは本当にオカシイ

2019/06/26 (Wed) 17:53 | EDIT | REPLY |   

marukomu  

しっかりとした組織のようで、あるべき姿だと感じますね。
eスポーツがより健全なものとしてアピールするためには
まだまだ周知徹底と地道な取り組みが必要不可欠ですね。

2019/06/26 (Wed) 17:56 | EDIT | REPLY |   

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