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『日経、プレステの生みの親、久多良木氏にPS1誕生の経緯について伺っている記事』が掲載中。

プレステの生みの親、久多良木氏にPS1誕生の経緯について伺っている記事が掲載中。どんな志で誕生させたのか?というのを聞ける機会になっているようで、PSファンはチェックといえそう。






 ――プレイステーションを創ろうと発想したきっかけは何ですか。

久多良木 プレイステーションは1980年代後半に構想を考え付きました。当時、私が所属していたソニー情報処理研究所には、最先端のデジタル信号処理を始め、コンピューターやネットワークなどの情報処理技術を米国の大学の研究室で学んだすご腕の研究者がひしめいていました。そうした研究者の力を結集したらとんでもないことが起こせると思ったのがきっかけです。

 最先端のコンピューターテクノロジーとエンターテインメントを融合させた新たな領域、「コンピューター・エンタテインメント」を世界規模で創造したい。そんな途方もない夢でした。様々な領域のクリエイターが世界中から自律的に集まり、全員で新たなエンタテインメント・ドメインを育てる。そんなプラットホームを創りたい、というのが夢でした。

――プレイステーションの開発を始める時に最初にしたことは何ですか。

久多良木 最初にソニー中の優秀なエンジニアを一本釣りで指名しました。もちろん、実力のある奇人変人たちも含まれます。声をかけると最初は一様に戸惑いますが、大きな夢やロマンを語り始めると耳を傾けてくれました。そして、5年、10年先にできそうなことを話しながら、何が解決されたら実現するかを質問します。

 そうすると多くのエンジニアは話に乗ってきてくれました。これが解決したら次はこれが実現するよなとなれば、あとは他の人がやってしまう前に我々が真っ先に実現しようではないかと持ち掛ける訳です。このチャレンジするバーの設定に実は妙味があます。目先の頑張り目標だけでは本当に実力のあるエンジニアはおいそれと乗ってきてくれません。設定が無謀に高すぎても、どれだけそれが困難か判りますから、これも逆効果です。

 しかし、チームで頑張れば何とか最後に手が届くかもしれない高さにセットすると、猛然とチャレンジしてみようかと思い始めるものです。自分たちがやらないと、他の誰かが実現してしまうかもしれないチャンスを、みすみす手放すのは難しいものです。PS3に搭載した「Cell Broadband Engine」(ソニー、IBM、東芝が共同開発したPowerPCベースの64ビットRISCプロセッサー)の開発では、米IBMのワトソン研の異才が「One lifetime chance(一生に一度のチャンス)」」とまで言って参加してくれました。

 ソニーグループ以外にも優秀なエンジニアやチームがいれば会いに行きました。海外であっても飛んで行って話をしました。世界中の技術者とどんどんつながっていきました。ここには一切壁は作りません。ソニーにも、日本にもこだわることなく、世界のベストプラクティスであることだけを考えました。

――プレイステーションの基本的なアーキテクチャーをオープンにしたのはなぜですか。

久多良木 歴史ある大企業になればなる程に、それまでに積み上げた知的財産を堅持したいとか、自社の技術が世界一であると過信したりして、「NIH(Not Invented Here)症候群」に陥りやすいものです。プレイステーションの開発では、ソニーグループが有する技術だけではなく、世界中の会社やグループから、その時点、時に近未来のベスト・プラクティスを結集しました。

 大ヒットすれば月産100万台どころか、累計1億台の量産が見込める事から、部品メーカやソフトメーカーの目の色が変わり、最新鋭のゲーム機が急速に最先端のテクノロジー・ドライバーに豹変して行きました。みんなの「プレイステーション」という事で、テレビ広告も最後にソニー製品と同じく「It's a Sony」で終るのではなく「プレイステーション」で終るようにしました。

――プレイステーション成功の最大の要因は何だと思われますか。

久多良木 世界中の才能を「プレイステーション」そして「コンピューター・エンタテインメント」の創造という大きなイニシアチブに最高のタイミングで結集できたことではないでしょうか。そのためにはピンポイントの目利き力が必要になります。この人やチームが加わったのなら、今すぐにでもこの流れに加わってみたいと思わせる取組みが必要でしょう。一般に、優秀なCTOがいない会社には二流・三流のエンジニアが集まるそうです。優秀な人材を発掘しようと思ったら、しかるべき人間が一本釣りで引っ張るぐらいの覚悟が必要でしょう。

 また立ち上げ時は、不要不急の人材を入れないよう気を配ることも大切です。組織は大きくなると、加速度的にレベルが下がります。“友達人事”のようなことが起こりやすくなり、仲良しグループが形成されてしまうと雪だるま式に人が増えてしまうことがあります。そうなると物事はなかなか前に進みません


・・・としていて、ソニーの精鋭を集めて作られたのがプレイステーションだとしていて、PS1はその結集であって、あれだけのポテンシャルを見せ付けたハードになったというものですね。プレイステーションの成功に対しても、怠慢にならずに注意していた事が伝わってきますね。


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